2008.09.28 Sunday
30代女性:モダンバレーの練習のやりすぎで股関節痛に
<初診時の状態>
・左足立ちで、右ももを上げていき、そのまま膝を伸ばしていく動作をすると途中で股関節の痛みで足を上げることができない。
・寝てもらい、力をぬいてもらった状態で、股関節を動かしていっても痛みは誘発されなかった。
※ 1年前に出産をして、1年間ダンスをやっていなかったとのこと。とくに、産後の腰痛はなかった。
<経過>
1回目の施術で、力を抜いてもらった状態では股関節の痛みが誘発されなかったため、股関節を曲げる筋肉群の過緊張から来る動作時痛だと考え、腸腰筋や大腿四頭筋をしっかり緩めていく施術を行なっていった。
しかし、筋肉を緩めても変化は見られなかったため、股関節の動きを整えていくような施術を行なってみたが、変化がみられなかった。
そのため、腰椎・骨盤の状態をチェックしてみたところ、腰椎の湾曲が少なく、若干骨盤が開いているような状態になっていた。腰椎と骨盤の開きを整えていったところ、股関節の痛みは激減した。
4日後に来院してもらい、2回目の施術を行なっていった。4日間の間、ダンスの練習(毎日数時間)をやってみたところ、若干違和感は生じるが、歩けなくなるほど痛くなるようなことはなかったとのこと。
継続して1週間に1度の施術を2回行い、なんとかダンスの発表会までに良い状態に戻すことができました。
担当 日野コメント
股関節痛といっても股関節ばかりを施術しても良くならないことがあります。股関節を動かしている筋肉は腰椎や骨盤からついているため、腰椎や骨盤の状態が悪いと股関節の動きも悪くなってしまうことがあるのです。
この患者さんの場合、1年前に出産をしていたということと、妊娠していたため、1年間踊れなかった影響で、筋肉が弱くなっていたのだと思われます。なので、激しい運動や長時間に及ぶ練習が続いてしまうと、弱かった筋肉が強くなってしっかり運動できる状態になる前に、疲労が蓄積してしまい、しっかりと動かせなくなってしまいます。そうなると、痛みとして症状が出てきてしまうのです。
すぐに、改善してなんとかダンスの本番に間に合ってよかったです^^
横浜のカイロプラクティック